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ハードワークに追われている仕事人間これだけは知っておこう


by mush_k
昼下がりのオフィス街の喫茶店は、食事をすませてくつろいでいるサラリーマンやOLであふれている。あちこちで話に熱中しているのはOLのグループで、OLたちの中には昼休みだけでは物足りないのか、会社にもどってからも暇をみつけては、湯沸かし室や洗面所で、おしゃべりの続きをしている姿を目にすることも多い。

「ムダ話で時間をつぶすくらいなら、もっとほかにすることがあるだろう」という人もいるだろうが、ちょっと我が身を振り返ってもらいたい。会社が終わったあと、気のおけない同僚と一杯傾けながら、上司の悪口、ゴルフの自慢話、子どもの進学、社内のOLの品定め等々と時の経つのを忘れてしゃべりまくってはいないだろうか。

このおしゃべりは、けっして「時間のムダ」ではなく、医学的にみても精神衛生的にみても、ストレスの解消に十分な効果があると認められているのだ。いろいろな悩みや問題を自分の心の中にとどめておくと、不安が不安を呼ぶという悪循環に陥り、心と体を蝕んでしまうことが非常に多い。

ところが、そういった悩みも言葉にしてしまうと、意外とばかばかしいことに気がつき、急にすっきりすることがある。また他人に話しているうちに、頭の中で漠然としていたものが整理され、解決法がみつかる場合もある。

人は他人に話をきいてもらうときは、相手に答えを出してもらいたいということもあるが、ほとんどは無意識のうちに悩みや不安から逃れたいという気持ちがあるものである。だから、解決策がみつからなくても、他人に話したことで心が軽くなったという経験をした人も少なくないはずだ。

厚生省がまとめた調査でも、男女とも「話をきいてもらう」「人とおしゃべりする」がストレス解消法の上位を占めている。ストレス解消のためにも、社内のコミュニケーションを計るためにも、1日に1時間くらいのおしゃべりタイムをつくってはどうだろうか。
# by mush_k | 2012-01-17 01:23 | 仕事人間の健康法
仕事に追いまくられているサラリーマンの多くは、日頃の運動不足を十二分に自覚しているのだが、「時間がない」という理由で、ほとんど運動らしい運動をしていないのが現状のようだ。それでも、たまの休日にゴルフにいくくらいの肉体的、精神的スタミナのある人はともかく、休日はゴロ寝で過ごすという人は、ちょっと問題がある。

運動というと、とかくゴルフとかテニスを連想しがちだが、運動の原点は歩くこと。交通機関が発達し、エスカレーターやエレベーターがいたるところにある都会では、便利さに慣れきってしまい、その原点を忘れてしまっている。いや、知ってはいても実行しようとしないのである。

歩くというのは全身運動なのである。体じゅうの筋肉と200以上もあるといわれている骨の60~70パーセントがまんべんなく動き、水泳やジョギングに匹敵する効果がある。しかし、ただ歩けばいいわけではない。背筋をピンと伸ばして胸を張り、腕を大きく振る。膝もしっかり伸ばして歩幅も広げる。そしてブラブラ歩くのではなく、1分間に100メートル以上のピッチで歩くことだ。

足の筋肉と脳細胞とは緊密な関係にある。脚力が衰えてくると脳細胞の老化も早まり、したがって肉体的な老化も進むことになる。忙しい人、なかでも知的作業をしていゐ人は、歩くことの大切さをもう一度認識してもらいたい。いつでも、どこでも、何の道具も使わずにできるのだから、極カクルマやエスカレーターなどは使わずに歩くことである。

そうはいっても、人間というのは目的がないとなかなか長続きしない。とくに日本人にはそういう人が多いようだ。そこでおすすめしたいのが、万歩計をもって歩くことである。特別な運動をしないかぎり、1日の運動量は歩いた時間と距離で、おおよそわかるようになっている。

ところで、なぜ1万歩かというと、まず区切りがいいことと、カロリー的にも300カロリーを消費することから、運動不足の解消にはもちろん、肥満防止の面からも効果があるからである。

職業別にみると。1日の歩数が1万歩を越えるのはセールスマンか電気やガスなどの集金人で、あとの職種はほとんど1万歩を越えることはない。電車やバス通勤のサラリーマンで8000歩、マイカー通勤だと3600歩。もっとも歩くことが少ないのはタクシーの運転手で、2400二歩というデータもある。

健康維持、病気予防のためには、とにかく歩くことだ。朝、少し早めに家を出て、電車一駅分くらいの距離は歩くくらいの気概がほしい。
# by mush_k | 2012-01-13 00:26 | 仕事人間の健康法
先日、懇意にしている銀行の支店長氏が嘆いていた。「朝8時から夜の7時まで支店で仕事をするんだけど、それでも残っちゃうんだ。しようがないから家にもって帰り、食事もそこそこに書斎で続きをやる。ハッと気がつくと11時。あとは、もう寝るだけ。支店長が忙しいとはきいていたけど、これほどとは思わなかった・・・」というわけだが、諸外国から「働きバチ」というありがたい?ニックネームを頂だいしている日本人だから、この支店長氏と同じような人は、たくさんいることだろう。

一日中というより、一年中ほとんど頭を休めることもなく、知的な仕事に打ち込んでいる人の場合、まず心配なのがストレスである。ストレスについては別で触れるので、くわしい説明ははぶくが、俗にいう「頭の使いすぎ」で全身が疲労してしまい、1日や2日休んでも体がしゃんとしないということが起こってくる。毎日いやがおうでも頭を使わなくてはならない人が、こうした状態では困ったものだ。

もちろん、まとまった休みをとり、何もせずにボーツと過ごすのが、いちばんの「治療法」なのだが、社内的な立場もあり、そこまでできる人は少ないにちがいない。そこでおすすめしたいのが、歩くときに腕を大きく振ることである。小学生の行進のように、「イチ、ニ、サン」という感じで歩くのだ。

ふだん運動不足の人は歩くのがいいといわれているが、ただ漫然と歩けばいいわけではない。歩き方にもちゃんとしたフォームがある。膝(ひざ)をしっかり伸ばし、足はかかとから地面につけ、つま先へと体重を移動させる。そして、腕を前後に大きく振り、胸を張って歩く。これが正しい歩き方の基本である。

こういう歩き方をしばらく続け、少し汗ばむくらいになると、自然に歩くことだけに集中するようになり、頭の中からよけいな雑念が消えてくる。また歩くことにより心肺機能も高まり、脳に送られる血液の量も多くなる。

ということは、脳の働きにもっとも必要な酸素も送られることになり、脳の働きも活性化してくる。さらに、脳細胞に十分栄養がいきわたり、老廃物も運びだされると脳下垂体のホルモンの分泌がさかんになり、全身の新陳代謝も活発になってくる。したがって頭がスッキリしてくるのである。

ゆっくり体(特に頭)を休めることはできなくても、歩くことくらいは日常生活の中でできるはずだ。多忙な頭脳労働が続き、頭も体もなんとなく疲れぎみの人は、ぜひ実行していただきたい。
# by mush_k | 2012-01-12 01:17 | 仕事人間の健康法