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ハードワークに追われている仕事人間これだけは知っておこう


by mush_k
夏になると、いわゆる「冷房病」にかかる女性が多い。冷房の効き過ぎによる体の変調なのだが、この「冷房病」は女性ばかりがかかるとは限らない。男性にも冷えに弱い人は結構いるものである。そうした人は体が冷えると、すぐに血管が緊張して細くなり、血行が悪くなる体質なのである。夏でもオフィスで半袖ではいられない人は、ぜひビタミンEを摂ってほしい。

ビタミンEは、老化を防ぐビタミンとして知られているように、血管の弾力性をいつまでも保つという働きがある。また、ビタミンEに含まれているトコフェロールという成分が、血管内にコレステロールが付着するのを防いだり洗い流してしまう効果もある。したがって、ビタミンEは手足の先などの末梢血管の血液の流れをよくするから、冷房の攻撃から身を守るのに役立つのである。

ビタミンEはビタミン剤として売られているが、できることなら自然の食品から摂るほうがいいだろう。少し値は張るが、鶏の卵にビタミンEを入れたものなどもあるので、そういったものを利用してみてはどうだろうか。

現代人にとってのサワナ風呂の効用

現在、サラリーマンの大半は会社のオフィスはもちろんのこと、通勤の電車やバスもほとんど冷暖房化され、家でもエアコンの効いた部屋で暮らしているのではなかろうか。しかし、快適な生活が送れるようになったのはいいことだが、それと引きかえに自然の気候の変化に対する抵抗力を失ってしまっていることを忘れてはならない。

人間は暑さ、寒さを経験しながら、自然に適応する能力を身につけていく。冬は寒さに耐え、夏は紫外線の強さに日焼けしながら肌は鍛えられる。肺や気管支の粘膜も、冬の冷たい空気や夏の熱く湿った空気を吸うことで強くなるのである。

エアコンで管理された中で生活をしていると、皮膚や肺などが鍛えられないため、季節の変わり目になると風邪をひいたり、体の不調を訴えたりする人が増えている。そうした生活をしている人は、時々サウナに入るようにするといい。

汗をびっしょりとかき、ほてった体を冷たい水につけることで皮膚はひきしまり、肺や気管支は熱く湿った空気と冷たい空気を交互に吸うことで抵抗力がついてくるのである。心臓に持病があったり、高血圧でないかぎり、サウナの効用をもう一度見直してみたい。


# by mush_k | 2020-01-27 15:14 | 仕事人間の健康法
「壁にぶつかった!ここを脱するには、壁を乗り越えるか、引き下がって諦めるか、ふたつにひとつだ。」そんなとき、やる気まんまんの人であればあるほど、なんとか壁を乗り越えたいと願う。

ビジネスでも人生でも、一度、後退局面に入ったら、あとはどんどん引いていくだけになってしまうからだ。相撲の取り口ではないが、「引いたら負け」仕事もプライペートも、そのあたりの呼吸は同じである。

壁を乗り越えようとするなら、もうひとつ、大事なことがある。それまで手にしていたものを一旦捨ててみることだ。両手をイッパイにしていると、新しいものを掴み取る、取っ掛かりさえ掴めないからだ。

カネボウ化粧品が産業再生機構に組みこまれたとき、社長に抜擢されたのは弱冠41歳(当時)という若き一社員・知識賢治さんだった。カネボウと聞くと現在では化粧品メーカーの印象が強いが、戦前は繊維産業の雄として、日本最大売上を誇ったこともある名門企業だった。

しかし、戦後、繊維産業の凋落とともに、薬品、食品事業など多角経営に転じ、結果的にはそれが裏目に出て、ついに産業再生機構の傘下に・・・。機構の打ち出した方向性は、収益力の高い化粧品部門を独立させ、その他の事業は撤退、あるいは事業を再編成して、生き残りの道を模索することだった。

つまり、知識さんが社長に任命された2004年は、カネボウ化粧品がうまくいっているタイミングではなかった。むしろ、競争の激しい化粧品市場で生き残れるかどうか。非常に難しい舵取りを求められる、そんな時だったのである。

知識さんが社長に任命されてからも多少の曲折はあったが、現在では新しい株主も得て立て直しに成功し、業界水準を上回る実績をあげている。41歳の知識さんは見事に、大きな期待に応えたのである。

# by mush_k | 2016-05-07 12:39 | しなやかな心を保つ方法
知識さんが社長につづく道を辿りはじめたのは、大きな挫折感がきっかけになっている。入社後、第一線の営業マンとして日々、得意先の化粧品店をまわっていた知識さんは、27歳のとき、本社のマーケティング本部に配転になった。

ところが、新しい職場に行って、知識さんは面食らった。「コアコンピタンス、アウトソーシング、シナジーを求める・・・。」マーケティング部ではそんな言葉が飛び交っている。「日本人なのに、日本人が話していることがわからない」知識さんは初め、ほとんど出社拒否症になりそうになったという。

だが、知識さんは、それまで自分がやってきた仕事のやり方を一切捨て、ゼロから勉強し直そうと考えた。自腹を切ってビジネススクールに通い、1年間に100冊近いビジネス書を読んだ。マーケティングの勉強になると思ったことはなんでもやった。

その代わり、それまで決して嫌いではなかったアフターファイブの飲み会に参加する時間はなくなった。いや、「敢えて無くした」といった方がいいかもしれない。自分に向かって、「飲み会、禁止」と命令してしまったのだ。

どんなに誘われても、ときには「今日くらい皆と飲もうか・・・」と心揺れることがあっても、知識さんは、「飲み会は出ないで勉強する」と自分で決めた決まりを守ることの方を選んだという。

知識さんが捨てたのは、飲み会だけではない。それまで営業で身につけた仕事の仕方、多少のプライド、経験値なども一切捨てた。新入社員よりも頭を低くして、マーケティング部の先輩や同僚に、1から教えてくれるようにと頭を下げた。口でいうのは簡単だが、これは中々できることではない。

この猛勉強が実り、気がつくと、知識さんは社内の若手ナンバーワンのマーケッターになっていた。飛び交う言葉さえ分からなかった知識さんは、それまでの習慣を一切捨てることにより、目の前に立ちはだかった大きな壁を乗り越えてみせたのである。

カネボウ化粧品の経営の立て直しにあたり、産業再生機構の最高執行責任者の冨山和彦さんが社長候補者を探したところ、社内に、知識さん以上の人材は見つからなかった。そこで、知識さんに、「明日、朝一番で社長室に来て下さい」と呼び出しをかけたのである。

連絡を受けた知識さんは、「一体、何を叱られるのだろう・・・。なんか失敗したかなぁ・・・」と思いながら、翌朝、社長室に向かったそうだ。ところが、待っていたのは、「新会社の社長になってほしい」という、思いもかけない要望だった。

一瞬、息をのんだが、知識さんはほとんど即決で、社長の重責を引き受けた。「また、ゼロからスタートすれば、社長の任もきっと果たせるのではないか」。ふっと、そうした思いが浮かんできたからだそうだ。



# by mush_k | 2015-09-14 16:35 | しなやかな心を保つ方法