ハードワークに追われている仕事人間これだけは知っておこう


by mush_k

<   2012年 03月 ( 3 )   > この月の画像一覧

日本では昔は東北地方と九州地方に、とくに胆石症が多かった。それも、大半は胆汁の色素(ビリルビン)からできた色素結石で、結石を割っていくと、中心には寄生虫、とくに回虫の卵が核になっているものが相当数あったという。

いずれも農村地帯で、当時は人工肥料などもなく人糞をそのまま肥料に使っていたため、回虫をわかしたことのない子どもなどいなかった時代だから、もっともな話である。

欧米の場合は、胆石症といえばコレステリン結石(コレステロールからできるもの)が80パーセントを占めていた。この差は、食生活のちがいが原因である。米を主食に野菜を中心としたおかずを食べていた日本人と、肉食を中心としている欧米人との差が出ていたのである。

ところが。最近では情報産業や流通機構が発達し、都会でも農村でも同時にインスタント食品のコマーシャルが流され、どこででも手にはいる。外食産業は全国にチェーン店を展開して、まったく同じメニューが食卓にのるようになっているし、またテレビ文化のおかげで、若い人たちの食品嗜好も画一化されてきている。

こうして日本も、肉食や油を多く使った食品が食生活の中心となり、その結果、昭和40年頃から日本人の胆石症もコレステロールが原因のものにかわってきた。欧米では3F、つまりFatty(太った)、Forty(40すぎ)、
Female(女性)に胆石症が多いといわれていたが、日本でもそうした傾向が顕著になってきたのである。

ひと口に胆石症といっても胆嚢内結石症、胆嚢管結石症。総胆管結石症、肝内結石症の四つに区別され、それぞれ単独のものから、いろいろな組み合わせのものまで何種類もある。これに胆石の組成の違いや、胆石の形や大きさ、数のちがいなどを含めると、まったくちがう症状が出てくることもある。手術が必要なもの、そうでないものと、病状によって治療法も異なってくる。

胆石をとるために手術をするかしないかは、学会でもいつも問題になるし、専門の医師でもさまざまな意見がある。患者さんの中にも切りたくないという人もいる。しかし、黄疸が出る、胆嚢がレントゲン写真に写らない、激しい痛みが頻繁に起こる場合は手術以外に治療法がないので、そのときは医師の指示に従うことだ。

生活が不規則でインスタント食品や外食、油っこい食事ばかりに偏る傾向にある「仕事人間」には気をつけて欲しい病気だ。
[PR]
by mush_k | 2012-03-24 02:41 | 仕事人間の健康法
人間の体は、心臓や肺のように何十年も連続して働きづめの部分と、そうでない部分があるが、基本的には睡眠を軸にしたそれぞれのリズムをもっている。

そして、ある程度の乱れには対応する能力をもっているとはいえ、その慣れにも限界がある。海外旅行をしたときの「時差ボケ」のように、いったんリズムが狂ってしまうと、なかなか元に戻らないこともある。

やはり、規則的なリズムを守ることが体調を良くするわけで、問題なのは仕事の関係で不規則な生活を余儀なくされている人の場合である。たとえば、夜勤のある職業や、非常に残業の多いサラリーマン、海外や泊まりがけの出張の多い人などがそうだ。

こうした仕事のリズムが不規則な場合、疲労の蓄積とその解消を24時間の単位で区切っていくのが困難となり、まず心臓や肺以外の連続使用に耐えられない体の器官が疲れてしまう。そうなると手足や腰、さらに眼や胃腸が弱ってくるのである。

結論をいえば、そうした疲れをとる唯一の方法は、ときどきは本来のノーマルなリズムにもどして調子を整えるしかないのである。できれば1、2ヵ月に1回というように、まとめて数日の休日をとり、いわば「時差ボケ」の解消に充てるのが一番いいのだが・・・。
[PR]
by mush_k | 2012-03-16 00:49 | 仕事人間の健康法
近頃ではクッションのやわらかい立派な椅子のある劇場や映画館が増えてきた。はじめのうちは座りごこちがいいのだが、1時間もすると腰のあたりが疲れてきて、あちこちへお尻を動かすことがよくある。

それに比べて、野球場の外野席などはヒジかけも背もたれもない固い木のベンチなのだが、3時間くらい座っていてもそれほど疲れないものである。

医学的にも人間工学的にみても、クッションのやわらかいものよりも固い椅子のほうが疲れにくい。したがって。1日じゅう座りっぱなしで仕事をする人は、椅子の選び方に十分注意してもらいたい。

クッションが固いのはもちろん、高さは座ったときに大腿部がほぼ水平で、上体と大腿部が90度以上の鈍角になり、楽に足が床につくくらいが適当だ。背もたれは肩甲骨のすぐ下まであり、全体的に少し後ろに傾斜しているものがいい。

しかし、どんな椅子でも長時間座っていることは、腰や体にとって相当な負担となることはいうまでもない。体重が60キロの人は、立っているときは腹筋の力で腰への負担は60キロなのに、座ると腹筋が働かなくなるから120キロにもなってしまう。したがって、デスクワークの多い人は、少なくても2、3時間に5分くらいは簡単な体操や膝の屈伸をすることだ。
[PR]
by mush_k | 2012-03-08 23:33 | 仕事人間の健康法