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ハードワークに追われている仕事人間これだけは知っておこう


by mush_k

痛風

かつて痛風は帝王病といわれたほど、高貴な人や金持ちに多かった。紀元前五世紀に、すでにヒポクラテスが「痛風は歩くことが困難な病気」と書き残しているし、歴史上有名な人物ではアレキサンダー大王、ヘンリー七、八世、ルイ一四世、ベンジャミンーフランクリン。アイザック・ニュートンなども、この痛風に泣かされたのである。

しかし、食べ物の豊かな現代では、痛風はもはや金持ちの病気ではなく、美食家と呼ばれている人はもちろん、貧富に関係なく大食家は、みな危険にさらされているといっていい。また美食家や大食家でなくても、鶏肉や獣肉のスープでつくられるインスタントラーメンばかり食べている人などもかかりやすいのである。

痛風の原因となるのはプリン体という成分である。タンパク質がアミノ酸にかわる代謝過程で、塩基性の有機化合物の一つであるプリン体がつくられ、そのプリン体が尿酸にかわるのだが、アミノ酸の代謝過程に異常をきたすと、血液の中にたくさんの尿酸がたまることになってしまう。それに、アルコールの飲みすぎなどの誘因がくわわって、急性関節炎発作を起こすのである。

痛風は、肉食過多と尿酸の排泄が悪いことが原因だから、予防するには、日頃から肉食とアルコール摂取をほどほどにすることと、とりすぎたタンパク質を適度な運動で上手に消費することである。
by mush_k | 2012-04-05 00:56 | 仕事人間の健康法